『ダイナミックモニタ搭載 DM2®シリーズとは?』
前回の簡単なおさらい
モニタ付きバルブなら、片効き故障(非同期動作)を
モニタが自動検出し、故障後の再起動を防止します。
↓↓↓ 前回のお話 ↓↓↓
今回は、ROSSダブルバルブの集大成
ダイナミックモニタ搭載 DM2®シリーズについてご紹介します!
このページの内容を保管用PDF資料にまとめました。
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【目次】
1.DM2®シリーズ 5つの特徴
(1)ベースマウント構造
(2)ダイナミックモニタ/ダイナミックメモリを搭載、内部構造と動作
(3)低温対応
(4)低消費電力
(5)第三者機関(DGUV)認定:パフォーマンスレベル PL”e”の取得
2.クラッチ/ブレーキバルブの国際規格
3.パフォーマンスレベルPL”e”認証品の新しい活用方法
DM2®シリーズのサイズ展開
①全サイズにダイナミックモニタを内蔵
・故障検出
・故障信号出力(ステータスインジケータ*後述)
・再起動防止機能
②角形サイレンサを標準装備
1.DM2®シリーズ 5つの特徴
特徴(1)ベースマウント仕様
DM2®シリーズは【バルブ本体+配管ベース】仕様。
配管ベースを残してバルブ本体のみの交換が可能です。
特徴(2)ダイナミックモニタリング
モニタリング機能(Dynamic Monitor)& メモリ機能(Dynamic Memory)を搭載
ダイナミックモニタ
バルブの毎回の動作状態を監視し、安全確認が出来た場合のみ、バルブの次回動作を可能とするモニタ方式のこと。
毎回モニタが監視するダイナミックモニタにより、危険側故障に対する安全性を飛躍的に向上しています。
ダイナミックメモリ
故障検出後は、その状態を保持し再起動を防止します。正規のリセット動作(両ソレノイド消磁/供給圧確保/1秒程度のリセット操作)でのみ再起動可能なので、オペレーターの手順ミス、手順飛ばし等による予期しないプレス起動を防止します。(ダイナミックメモリ)
DM2®シリーズの内部構造と動作
(2)-1.起動前(動作準備状態)
・両弁体とも閉位置(動作準備位置)にいます。
・パイロットバルブ用エアタンク(左右)が加圧されています。
(2)-2.正常動作時
ソレノイドコイルへ通電→パイロットバルブ用エアがパイロットバルブを通過
→メインピストンを押し下げ(両弁体開)、IN側エアがOUT側へ流入します。
(2)-3.片側弁体に復帰不良が発生
片側弁体に復帰不良が発生→OUT側エアは排気、機械は停止
→片側の復帰不良により”正常な弁体”のパイロットバルブ用エアが排気。
故障側(左側)は、このまま復帰不良位置を保持します(=再起動防止状態)。
両主弁が動作準備位置(閉位置)にいることが動作条件のため、
復帰不良状態(閉位置にいない=安全確認が取れない)では、DM2®シリーズは動作しません。
(もしこの状態で通電しても、正常な側のパイロットエアは排気状態のためメインピストンは開かない。
*ダブルバルブは両弁体が開かないとOUT側を加圧しません=機械は動かない)
(2)-4.リセット操作
(IN側エアは供給したまま)ソレノイドコイル通電OFF
→①リセットエアを入力→②両パイロットエアが排気
→③両復帰用ピストンが加圧→両主弁を動作準備位置(閉位置)に復帰させる
リセット後は、パイロットバルブ用エアタンク(左右)が再加圧され、
両弁体が動作準備位置に復帰すると(安全確認)、次回の通電でバルブが動作します。
(2)-5.ステータスインジケーター(故障信号出力機能)
弁体復帰不良/動作遅れなどの非同期動作が発生すると、
ステータスインジケータは故障信号を出力します。
特徴(3)低温対応
特徴(4)低電力消費
特徴(5)第三者機関(*DGUV)認証取得
2.クラッチ/ブレーキバルブの国際規格
3.パフォーマンスレベル PL”e”認証品の新しい活用方法
パフォーマンスレベル PL“e”を取得し、二次側エアを確実に排気できるDM2®シリーズは
DM2“C”®シリーズとして、生産設備・一般機械にも採用が広がっています!
【 主な用途:チョコ停などメンテナンスの際の残圧排気 】
残圧エアの危険性はメンテナンス時に現れます! 例えば・・・
①機械/設備の電源を切っても、配管内に圧縮エアが残っていると
意図せずエアシリンダーが飛び出す危険性がある。(上のマンガ)
②制御回路が高信頼性(PL“e”)であっても、
動力(圧縮エア)を遮断するバルブが故障すれば、機械は停止しない。(下図)
PL“e”対応の【安全排気ダブルバルブ】DM2 ® Cシリーズなら
シリンダー等、動力エアの確実な排気&遮断が可能です!(下図)
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